2026年5月20日から24日にかけて、WESON MUSEUMのチームがパラオ共和国を訪問しました。パラオ大使館後援のもと運営している「パラオ美術館」を通じてご縁をいただいた現地の方々と直接お会いし、VRを通じた文化交流の可能性について話し合う機会を得ました。

パラオ大使館・ベラウ国立博物館との対話

訪問中、パラオ大使館のスタッフおよびベラウ国立博物館の関係者とお会いしました。パラオの文化遺産が直面する課題、なかでも物理的な劣化や地理的アクセスの制限について意見を交わし、デジタルアーカイブとVR展示の可能性について関心を持っていただくことができました。

ベラウ国立博物館は、パラウアンの伝統文化を収蔵・保存する場として重要な役割を担っています。コレクションをVR空間で体験できる形で再現することで、現地を訪れることが難しい世界中の人々にも届けられるのではないかという方向で、今後の協議が始まっています。

現地アーティストとの交流

現地のアーティストとも会う機会を持ちました。パラウアンの自然や文化に根ざした作品を手がける作家たちと、VRがどのように新しい発表の場になりえるかを話し合いました。地理的な距離によって生まれる「見えにくさ」を、VR展示によって補うことができるという点に、互いの関心が重なりました。

日本・パラオ間で作品を持ち寄り、VRChatを会場とした共同展示を実施する方向で話が進んでいます。

現地メディアへの掲載

今回の訪問はパラオの地元メディアにも取り上げていただきました。パラオで最も歴史ある新聞の一つ「Tia Belau」(2026年5月21日付、3・15面)に、WESON MUSEUMのパラオ訪問と活動内容が紹介されました。

Tia Belauの紙面(2026年5月21日)

また英語ニュースメディア「Island Times」にも、Virtual Gallery Project Opens New Digital Stage for Palauan Artistsと題した記事が掲載されています(2026年5月26日)。

これから

パラオとの協力関係はまだ始まったばかりです。現地の方々との対話を通じて得た視点を大切にしながら、共同展示の実現に向けて取り組んでいきます。VRがもたらす「距離を超えた鑑賞体験」が、日本とパラオのあいだにひとつの接点を生み出していけるよう、丁寧に進めていきたいと考えています。